質の良い睡眠は、時間の長さでは ない
睡眠障害が うつの きっかけとなることが多いといいます。うつを経験した 患者さんの ほとんどが 睡眠に問題があります。睡眠障害とは、入眠障害(寝つきの悪さ) 朝 早朝覚醒(早朝に目が覚めてしまう)夜中に何度も目が覚め、再び寝入るのに時間がかかる(中途覚醒)などです。
早寝早起きを心がけ 起きたら カーテンをあけて 朝日をしっかり 浴びるようにします。朝日をあびることで 体内時計が正常に働くからです。朝日を浴びてから 14時間〜16時間後に 眠くなるように 体内時計のサイクルが組み込まれています。ただ 睡眠の質は、睡眠時間の長さとは 比例しません。
睡眠障害の種類
睡眠障害は、5つのタイプがあります。
- 不眠
- 中途覚醒
- 早期覚醒
- 熟睡障害
- 過眠
不眠・・寝付きが 悪く なかなか眠れない。寝つきに30分〜1時間以上かかる場合。うつ病の睡眠障害では、1番多いタイプ。昼間あったことが 気になり 頭が冴えてしまい 眠れない状態。体内リズムが 崩れているため 夜になっても眠れない。
中途覚醒・・朝起きる時間までに、何度も目が覚める。眠ってから 1〜2時間で 目が覚めてしまい 眠れない 抱えている悩みが 許容量を超えてしまい 睡眠中も ストレスや緊張感が拭えず 熟睡していないので怖い夢を見て うなされます。
早期覚醒・・朝 1〜2時間ほど 早く目が覚めます。もう少し 眠りたいと 思っているのに 眠ることが できません。
熟睡障害・・眠った気がしない、ぐっすり眠れない。実際に 熟睡していないこともあれば 眠っているのに 熟睡できていないと 感じる場合があります。
過眠・・睡眠が異常に長くなる睡眠障害で 不安、いらだち、活力の欠乏、落ち着かない気分、思考の遅延、発声の遅延、食欲減退、幻覚、そして記憶障害などが起こります。新型うつの場合 眠っていれば 現実から 逃避できるため 眠る場合も・・